コロナ渦で三密を避けることが普通になっている現況ですが、そのため葬儀も実際に葬儀場で行われるセレモニーに参加しないで、オンラインで行うことがだんだん多くなってきています。
その際に遺族に渡すべきお金も、オンライン決済にして遺族に届くようにして、その方法はクレジットカードやキャリア決済、電子マネー、コンビニ決済などがあります。
オンライン葬儀の香典の相場は、どのくらいでセレモニーに参加する場合と金額が異なるのでしょうか。
コロナ渦が発生してからは、従来まで考えられなかったことも、新しい現象として起こっています。
その一つにオンライン葬儀があります。
以前は故人と親交があった人が告別式に出向いてお別れをするのが普通でしたが、葬儀場にも多くの人が集まるので、現在は三密を避けることで、オンライン葬儀が多くなってきています。
本来は葬儀場の受付で香典を遺族に手渡していたものが、オンライン葬儀の場合はそれが不可能になり、そこでオンライン決済にして遺族に届くようにします。
オンライン決済ならクレジットカードや電子マネー決済など、自分に都合のよい決済方法が選べます。
オンライン決済で香典を届ける方法でも、その金額の相場はセレモニーに参加して、会場で手渡す金額と同様です。
香典の相場は両親が5万円から10万円であり、親戚が1万円から5万円以上、仕事上の関係者が5000円から1万円というのが普通です。
最近コロナウィルスの影響で、葬儀のような参列を自粛する喪主がたくさんいます。
また、家族葬で規模を縮小するケースも多くなってきているのです。
こうした環境で、どうしても弔問をしたいという人へのためにオンライン決済で香典を受け付けるサービスを葬儀会社が実施しているところがります。
香典を喪主へ届ける仕組みとは、まず、葬儀の案内がメールで関係者に配信されます。
それには、葬儀の紹介や故人の写真など葬儀の雰囲気の情報提供がされており、加えて香典の受付を案内しています。
クレジット決済となっているため、カード情報を入力すると喪主の口座に送金されるのです。
お悔やみの言葉を添えたり、別途花輪やお供え物の申し込みをすることができます。
このように、メールを受けた人は、故人のことを思い出させるようなメールとなっているため、実際に葬儀に参列したような思いにふけることが可能となります。
喪主にもメリットがあり、香典をしてくれた人の名前や住所など個人情報のリストや金額が一覧表でみることができるため、香典返しやお礼のあいさつなどの管理が便利になるのです。
また、現金を持ち運ぶことがないため安全にお金を管理することが可能です。
香典は葬儀に参列する際に、受付をおこなったあとに渡すことが一般的になります。香典袋に名前などを書くときに気を付けなけらばならないポイントがあります。
文字を書く際には、毛筆や筆ペンを使用して薄墨で書くことがマナーになります。
筆ペンを購入する際には薄墨と表記されたものにすると良いです。袋の表書きの部分は宗教によって変わってきます。
御霊前や御香料・御香典・玉串料などがあるので、先方の宗教に合わせることが大切になります。お悔やみごとの場合には新札を使用しない方が良いとされています。
新札しかない場合にはお札を一折りしてから、不祝儀袋に入れると良いです。香典を渡す際には素手で渡すのではなく、ふくさに入れて渡すことがマナーになります。ふくさにはお祝い用とお悔やみ用があり、色で分けられています。
お悔やみ用は紫色や紺色などを用います。渡すときには右手の手のひらに置いて、左手でふくさを開けて不祝儀袋をとりだすようにするとスムーズ渡すことができます。
香典返しには様々な品物が用いられますが、最近、人気となっているのは「カタログギフト」です。
理由としては受け取る側の年齢や性別、趣向などを気にする必要がないことにあります。
加えて、料金設定も3000円から数万円まで幅広く設定されているので、いただいた香典に金額によってお返しすることも可能となります。
そのため、様々な人が弔問客や会葬客となる葬儀には最適な香典返しだといえるでしょう。
カタログギフトを選ぶ基準は、できるだけ幅広いジャンルのアイテムを扱って物にすることで、食品や日用雑貨品をはじめ、お酒や有名なレストランでの食事券、宿泊券、体験レッスンなどが掲載されているものがおすすめです。
また、送られた側が何らかの理由で品物を選択することを忘れることもあるかもしれません。
こうした、万が一の際にも「相手側へ連絡が入ること」などときちんと対応してくれるようなアフターサービスが充実したものを選ぶ必要もあります。
身内だけでなく会社関係の人など訃報の知らせが届いた際は、葬儀に参列するための準備をする事が大切です。その際にマナーとして香典を渡しますが、渡し方や期日など状況などにあわせて把握しておくことも重要となってきます。
まず自分自身が通夜や告別式に参列出来る場合は、通夜や告別式の際に香典を渡すようにします。通夜と告別式両方に参列する場合は、渡すのは告別式の日にする事がポイントの1つです。
逆に告別式に参列する事はせず通夜のみの参列の場合は、わたすのは通夜に参列した際に受付で渡すようにします。
どうしても自分が参列出来ない場合は、代理人に依頼する事も可能です。
ただし代理人にお願いする事が出来ない場合は郵送となりますが、その際は初七日までに届くように手配するようにします。
葬儀に参列できず後日弔問として手渡しする際は、遺族へ連絡を入れたうえで四十九日を過ぎる前までに訪れるようにする事が大切です。このように様々な状況にあわせて、香典の渡す期日を把握しておくようにします。
葬儀に参列する機会がある場合、まずは香典を準備する必要があります。ただし香典を入れるための袋にも種類があり、参列する葬儀の宗派などによっても正しい種類の物を選ぶ事が重要です。
そのため特徴などを把握した上で、正しい物を選ぶようにする事がポイントとなってきます。
仏式の葬儀の場合は白黒結びきりの物を選び、表書きや御霊前や御香典と書かれている物を選びます。
仏式での浄土真宗の場合は表書きは御佛前を使用する場合もあるので、その点は注意が必要です。神式の場合は双銀か双白結びきりを選び、表書きは御玉串料や御榊料と書かれている物を選びます。キリスト式であれば水引きがなく白封筒を使用し、御花料と表書きに書く事がポイントです。
プロテスタントとカトリックで多少の違いがあるので、封筒や表書きは細かいマナーをチェックしておくとより安心出来ます。
このように同じ葬儀であっても式の違いや宗派の違いによって、選ぶ物が異なるという事を把握しておく事が大切です。
昨今、コロナ禍で人との接触機会を減らす必要性から、葬儀式場においても親族等の限られた人員でのお葬式が増えてきています。
感染症の感染拡大で、葬儀のしきたりや様式が今後変わってくる可能性もありますが、香典の考え方も変わるかもしれません。
葬儀では香典はつきものですが、年齢によりその金額が決められているわけではありません。むしろ、個人との付き合いや関係性の強弱でその金額を決定しているものです。
近所でお隣さん関係の不幸であれば、5,000円程度、会社関係や友人であれば5,000円から10,000円程度、親戚や特にお世話になった人には10,000円から30,000円程度が相場と考えますが、要は故人とのつながりの濃さで香典を決めている方が多いと思います。
生前お世話になった人への感謝の気持ちを表す意味で、出来れば本人が香典を持ちお焼香に行くのが良いと思いますが、どうしても都合がつかない場合などは代理でも礼を失うことはありません。
不幸を知ったらなるべく早く弔問にいくのが一般的なマナーです。
通夜や告別式を行うと連絡があった場合、香典はどうしたらよいのか悩むことが多いです。故人や遺族に対して失礼のないように対応することが基本ですが、そもそも香典にはお香をお供えするかわりに包むお金という意味があり、故人との関係性や自身の年齢、社会的な立場や親族間の習わしなどによって決めるのが一般的です。
故人との関係性を考えた場合、血縁関係が近いほど金額も高額になります。自分の祖父母ならば最低金額が1万円であり、親戚のおじおばも1万円です。会社関係は最低金額を考えた場合、上司や上司の家族、部下や部下の家族は5千円、同僚の家族は3千円となります。一見少ないように感じますが、あまり多くの香典を持参してしまうと逆に遺族が気を遣ってしまいます。会社関係では規定があったり今までの実績があったりするので、事前に確認をしておくと良いでしょう。遺族の負担にならない金額を持参するのが基本であり、多く持って行ったからと言ってよいわけではありません。
香典とは葬儀において遺族を通して故人にお供えする金銭で、香の字は線香の香で、仏前にお供えするという意味からきています。
古くは農村部を中心に食料を送り、僧侶や葬儀参加者の食事に宛てるのが始まりで米か麦を1俵丸、酒1樽などが中心でしたが、やがて葬儀でお金がかかる遺族への金銭支援の意味で風習として広まりました。食料が金銭に変化したのは武士階層では室町時代、一般庶民では明治時代以後、一部農村部では戦後に入ってからです。
もともと米や酒を送っていたことから香典返しも日持ちのする食品や飲み物が主流でしたが、これは不祝儀を残さないために食べたり飲んだりして消えるお茶やコーヒー、日持ちのする調味料や海苔などが良いとされた風習から来ています。
近年の香典返しではギフトカタログなどが人気があり、返す手間が面倒だったり家族葬でコンパクトに葬儀をしたいという理由から、最初から香典を受け取らない形式の葬儀も増えています。
近年小規模のお葬式が増えており、家族葬のように遺族や限られた親族のみで行うことが増えました。ゆっくりと故人を見送りたいという考えがもととなっていますが、このような場合亡くなったことを知らされない、もしくは案内などに香典は不要と記されていることが多く、どのように対処をしたら良いか悩みます。
香典は故人や遺族に対して弔意を示すためのものであり、供物の代わりにお金をおつつみし、渡します。ですが家族葬はそもそも香典そのものを辞退すると記されていることが多く、故人にお世話になった場合、その文面通りに解釈をして良いのかわかりません。基本的に記されていた場合は香典をお渡しする必要はなく、改めてご自宅に伺う必要もありません。供花を贈る場合も事前に遺族のご意向を確認することが大切であり、勝手に送ることはしないのが一般的です。弔意を示すために行動をする必要はなく、遺族の意向を一番に考え控えることが大切になります。
葬儀の際にお渡しする香典は、その字の通りお香を供えるという意味があります。歴史的に花を死者に手向けるなどのことは常日頃行われていましたが、形になったのは室町時代です。室町時代後期には武士が金銭にて香典を出したという記録が残っており、武士でない農村部の民はお米や野菜など食べ物を持ち寄っていました。貨幣経済が発達してからは金銭でお渡しすることが多くなりましたが、今でも地域によっては大量にお供え物をお渡しする習慣が残っています。
相互互助としての意味もあり葬儀を行った場合は香典専用の帳簿が残され、他の家と同等のものを送るのが一般的でした。今でも生活互助としての役割がありますがその場合は低金額で設定されており、会葬御礼品などもお渡ししません。少し前まではお線香を捧げることも多くあったのですが、これは仏様はお香を食べると言われている、悪霊や獣除け、臭いの防止が関係していました。住宅事情やご遺体の保存技術が発展したことから徐々に少なくなっており、現金をお渡しして遺族が好きなお香を買うスタイルに変化しています。
香典は通常金銭が一般的ですが、近年は香典返しなどを省略するために最初から参列者から香典を受け取らない形式の葬儀も増えています。
その場合でもどうしても弔意を伝えたい場合は線香や供花、生前の故人が好きだったお菓子や果物などの品物を贈るのが慣わしです。
知人ではあるけど葬儀に参加したりするほど親しいわけではない場合、葬儀があったことをかなり時間がたってから知ったため今さら香典を渡すタイミングではない場合などは、金銭より品物を持参したりするほうが遺族にとっては葬儀後ラクなこともあります。
線香は木箱に入った千円から三千円くらいの高級なものにし、キリスト教や神式の場合は送るのはやめましょう。
供花は金額的には三千円から四千円くらいの、供花専用の白い花にします。
お菓子はよほど故人が好きだった場合をのぞき、賞味期限が短いものは避けて日持ちするものを選ぶのが無難です。
果物もできれば日持ちのする種類にし、香りの強い物、味の濃い物は避けます。
◎2023/1/5
情報を追加しました。
◎2022/3/2
情報を更新しました。
>香典を渡す際にはマナーを守ることが大切です
>気になる香典返し用のカタログギフトの選び方
>様々な状況にあわせた香典を渡す際の期日を把握しておく
>香典は種類が多くあるので正しい物を選ぶ事が重要
>香典は年齢ではなく、個人との関係性が大切
◎2021/8/11
香典返しのときのお礼の言い方
の情報を更新しました。
◎2021/6/4
叔父・叔母の場合の相場
の情報を更新しました。
◎2021/4/15
サイト公開しました